今日もビショップ　Sanca　UNIVERSITY CREW SWEAT

円安、物価高により日本経済は成長の鈍化が続いている。そんな中、製造業の分野で注目を集めているのが国内への原点回帰だ。それにより、エネルギー、部材調達、輸送コストの出費を防ぎ、さらには優秀な人材の海外流出も避けることができるかもしれない。そんな時代の流れに関係なく〈Sanca〉は、設立当初より日本のモノ作りにおける伝統、優れた技術に敬意を表し服作りを行ってきた。これまでにアイテムを手にしたことのある人ならきっとその素晴らしさをよくご存知のはず。これからの人なら、ぜひこの「UNIVERSITY CREW SWEAT」を手に取ってみてほしい。今では貴重となっている旧式の吊り編み機で編まれた生地は、ゆっくりと織られることで一般のそれとは異なりふっくらとした着心地。洗った後の縦と横の縮みを考慮し、脇にリブを配するなど気の利いた工夫も施している。フロッキープリントで入れたプリントはまるでヴィンテージスウェットのような趣だが、肩を落とし気味にし全体的にゆとりをもたせたシルエットゆえモダンな佇まいだ。過去に敬意を表しながら現代的にアレンジしたバランス感はまさにブランドの真骨頂。袖を通すことで、きっと日本のモノづくりの真髄を実感するはず。