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今日もビショップ ORCIVAL ZIP HOODIE(EXCLUSIVE)
TOPICS | 2024.01.01
シンプルな姿に込められた
モノ作りの本質
18世紀に英国で起こった産業革命を、蒸気機関の出現と石炭利用によるエネルギー変革、そして木綿工業の技術革新を例に語られることが多い。それからいくばくかの時を経て、日本に吊り編み機が持ち込まれたのは1900年代初頭といわれる。以後、国内軽工業の礎を担ってきた吊り編み機だが、高度経済成長の大量生産時代を迎えることで存在感は日に日に薄れていくことに。世界を見渡してもそれは顕著だ。そんな世の中においてBshopでは、〈ORCIVAL〉の定番であるフレンチテリー素材のパーカを吊り編み機で別注した。たしかに、糸を引っ張りながら高速で編んでいく最新機器と比べると非常に時間がかかる。とはいえ、糸にストレスをかけず編んでいくことで内部に空気が取り込まれ、袖を通した際にふっくらとした着心地を味わえるのだ。その心地よさたるやまるで手編みのよう。しかも、その特性は長く保たれる。’60年代頃までに作られたヴィンテージのスウェットを手に取ればそれを実感できるはずだ。こちらはさらに程よく着丈を短くし身幅や袖幅を太く設定。着込むほどに肌に馴染んでいく。古き良きモノの魅力を伝え、何を手にすることがもっとも有意義かを身をもって教えてくれているのである。
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