今日もビショップ　MACKIE　CLYDE HAT

『夢』や『戦争』など、数多くの名作を描いてきた画家、アンリ・ルソー。彼が初めて自身の絵を出品したのは41歳の時と言われている。ただ意外なことに、当初は「なんて下手くそな絵だ」と批評されていたとか。そんな彼の才をいち早く見抜いていた人物がいる。親交のあった詩人でもあり絵画評論家でもあったギヨーム・アポリネールだ。そんな彼が残した言葉に「色彩は生活の果実である」という言葉がある。芸術家にとっての色彩は、生命力や感情を表現するための源であり、その人の経験や感性が凝縮されたものというのだ。だとするならば是非ともいい大人にこそ日常に彩りを。程よく枯れた肌に鮮やかな色は思いのほか映えるものだ。そこで〈MACKIE〉のニットキャップである。スコットランドで1845年に産声をあげた老舗で、伝統的な製法に倣い上質なシェトランドウールを駆使しながら様々なアイテムを今もなお生み出している。本作の発色を見ればそのクオリティはご理解いただけるはずだ。ざっくりとした編み地のバルキー感もならではで、湿気や摩擦に強いのも魅力。まさしく落ち着きがちな季節の助け舟となりうる逸材。これらを駆使し、日常を鮮やかに彩ってみてはいかがだろう。