その道のプロである指南者とともに、
ビショップのスタッフが新しいコトに挑戦する
「日日新・にちにちあらた」。

気になる、やってみたい、
その一歩を踏み出すきっかけをお届けします。

今回の日日新は

vol.07

SOBA蕎麦打ち

日本各地のご当地グルメとしても親しまれ、普段なにげなく食べている蕎麦。今回は、salon de sobaの井手口さん、中村さんに指南いただき、一見ハードルが高そうな「蕎麦打ち」に、スタッフ2名が挑戦してみました。手順はやや多いですが、やってみると意外と手軽にできちゃいますよ。

INSTRUCTOR

salon de soba

井手口 未来さん

関西を中心に店舗を展開する手打ち蕎麦専門店「土山人」芦屋店元店長。現在は蕎麦打ちの魅力をより多くの人に伝えるべく、salon de sobaにて蕎麦打ち教室の講師をしています。

salon de soba

中村 洋子さん

salon de soba立ち上げ当初から蕎麦打ちのアシスタントを務めています。もともと知識があったわけではないですが、日々アシストをしていくうちに、蕎麦について詳しくなるように。

CHALLENGER

西宮ガーデンズ店 スタッフ

林 隼輝

普段ラーメンなどはよく食べますが、蕎麦は大人な食べ物のイメージなので、旅先などでしか食べたことがありません。今回は本格的な蕎麦打ちや試食を体験できるということで楽しみです!

グランフロント店 スタッフ

鈎 実優

麺類は全般大好きで、特にうどんは香川県までうどん巡りに行くほど。蕎麦は家で茹でて食べる程度。自分で一から作って食べるのは今回が初めてなので、上手に作れるかドキドキです!

Chapter 01蕎麦は家でも打てる?

まずはじめに、蕎麦についてのお話を伺いました。

蕎麦に旬ってあるんですか?

意外と知らない蕎麦の旬の季節。品種や産地によっても異なりますが、7~8月頃に収穫する「夏蕎麦」と、10~11月頃に収穫する「秋蕎麦」があります。

夏の日差しを浴びて育つ「夏蕎麦」は育つのが早くさっぱりとした味わいが特徴。一方の「秋蕎麦」は、香り高く深い味わいと言われています。

美味しい蕎麦をつくるポイントは?

美味しい蕎麦をつくるための条件に「挽きたて、打ちたて、茹でたて」が挙げられます。これらを称して「三たて」と呼びます。

これに「穫りたて」を入れて、四たてとする地域もあります。

家でそば粉を挽けますか?

石臼が必要なので、家で挽くのは難しいかも…。そば粉はスーパーやネットで購入できます。「挽きたて」ではないですが、新鮮なそば粉を使って打てば、十分美味しい蕎麦になりますよ。

手回しの石臼で挽くのは、とても力と時間が要る作業。蕎麦屋でも、電動石臼を使って挽くことが多いです。

せっかくなので手回しの石臼も体験。

一周回すのにもすごく力が要ります。

この石臼のサイズでは、
一人前の量を挽くのに、
なんと30分もかかるそう。

蕎麦は家でも打てますか?

もちろん打てます。初心者の方は手順を覚えるまでは少しハードル高く感じるかもしれませんが、ポイントをおさえれば大丈夫。お子さまでもできますよ。お一人でも、ご家族でも、ぜひチャレンジしてみてください。

十割蕎麦は難しいので、まずは二八蕎麦からはじめてみて。道具も、まずは家にあるもので代用していただいてもOKです。

Chapter 02蕎麦を打ってみよう

材料5人分(二八蕎麦)

  • ・そば粉400g
  • ・小麦粉100g
  • ・水225cc〜240cc(粉の45〜48%)
  • ・打ち粉適量

道具

  • ・木鉢(できるだけ大きなものを。たらいでもOK)
  • ・めん打ち板
  • ・めん棒
  • ・そば切り包丁
  • ・小間板
  • ・まな板
  • ・ふるい

手順

#01粉をふるう

粒子の違うそば粉と小麦粉をよく混ぜ合わせ、ふるいにかけます。サラサラの状態にすることで、次の工程「水回し」の作業をしやすくします。

#02水回し

粉全体に水がいきわたるように混ぜ合わせます。一度に全部の水を加えるのではなく、2回ほどに分けて加えていきます。耳たぶくらいの硬さになればOK。指先をクマデのように広げ、円を描くように交互に動かすと、粉が手につきにくくなります。

そば粉に水を加えてからは時間勝負!指先に神経を集中させて、水分の多い部分と少ない部分をかぎ分けながら、素早く丁寧に混ぜていきましょう。

#03こね

粉一粒一粒に水を吸収させ、そば玉に粉っぽさがなくなるまでよくこね、1つの大きな塊にしていきます。こね鉢に残った粒も塊にくっつけて、鉢に押し付けるようにまとめます。

#04ねり

粉一粒一粒に水分を吸収させ、そば粉の粘り気を引き出す「菊練り」。次々と生地が折り込まれていった跡が菊の花のような模様になります。この時に出来るシワと穴を消すために、さらに「へそ出し」という作業で生地を円錐形にまとめます。

塊の中の水分と空気を追い出すことで、そば切れのないなめらかな生地に仕上がります。

#05のし

次の工程で生地を切りやすくするために、均一な生地に伸ばす「丸出し」や、生地を四角形にする「四つ出し」を行います。めん棒を細かく動かし、1.5mmくらいを目安に生地を伸ばしていきます。

#06たたみ

生地同士がくっつかないよう、打ち粉をたっぷりふります。めん棒を使い、生地をきっちりと重ね合わせるようにして、横、手前、奥へと3回たたみます。

たたみ終えた生地が包丁の刃の幅以下の大きさでないと、切りにくくなってしまいます。刃の幅に注意してたたんでいきましょう!

#07切り

できるだけ同じ太さになるよう丁寧に。麺の太さが均一でないと、一本一本の茹で上がりにバラつきが出てしまいます。包丁をずらさず、上からストンと切るのがポイント。ここでもまな板、生地それぞれにたっぷりの打ち粉をふります。

#08茹でる

麺同士がくっつかないよう、できるだけ大きな鍋を使うのがポイント。ぐつぐつと沸騰したたっぷりのお湯の中へ、優しくほぐすように麺を入れていきます。茹で上がった麺は流水でよく洗い、ぬめりを取ります。氷水で締め、水気を切ってお皿に盛り付けたら出来上がりです。

しっかりと冷やすことでコシが生まれ、より美味しくいただけます。温かいお蕎麦の場合も、一度冷やしてから湯煎をするのがおすすめ。

指南者によるお手本動画

※指南者は左利きのため、「たたみ」の向きだけ右利きの人とは反対になっています。

Chapter 03食べ比べてみよう

茹で上がってすぐの蕎麦はツヤがあり、透き通るような透明感のある見た目!

早速試食していきます。

自分で一から打った蕎麦は愛着が湧くような美味しさ!ちょっと太めだけど、そのぶん蕎麦の風味がしっかり伝わってきて、これはこれで美味しい!

打ち立てはコシと噛み応えがあって、市販で買う乾麺よりもダイレクトに蕎麦の味が感じられます。

井手口さんの打った蕎麦は、麺の太さがぴったりと均一。のどごしが良くて、スルスルと何杯でも食べれちゃいそう!十割蕎麦は二八蕎麦と比べて蕎麦粉の分量が多い分、蕎麦の香りと風味をしっかりと感じられます。

つゆや薬味を使わず、ほんの少しの塩で食べるのもおすすめ!蕎麦の風味や甘味が引き立ちます。

Chapter 04おすすめグッズ

丸ざる
〈No Brand〉

シンプルな丸ざるは蕎麦を盛るだけでなく、水切りやプレート皿代わりにも使える優れもの。

高台そばざる
〈間野竹細工店〉

高台付きのそばざるは、まるで料亭のような風格。普段の食事がワンランクアップします。

ハケ
〈鮫皮おろし製作所〉

おろし器ですりおろした生わさびをスムーズにすくい取れます。

陶器のおろし器
〈もとしげ〉

鋭い刃の一つ一つが食材を捉え、軽い力でおろすことができる陶器製のおろし器。陶器製なら、食べ物の匂いや色移りの心配がほとんど要りません。

そば徳利
〈猪飼護〉

冷たい蕎麦を食べる時に。つゆの継ぎ足し用に置いておくだけで、蕎麦屋さんのような雰囲気を演出します。こちらは常滑焼のそば徳利。

竹製の鬼おろし
〈竹虎〉

トッピングの大根おろしを擦る際におすすめ。竹の鬼おろしは通常のおろし金に比べ、余分な水分の少ない、ふんわりシャキシャキとした大根おろしに。

先の細い竹箸
〈市原平兵衛商店〉

先端が細く仕上げられたお箸は、食材をつまみやすく口当たりが良いため、蕎麦の繊細な味わいをそのまま感じられます。

そばちょこ
〈出西窯〉

小ぶりで深さのあるそばちょこは、お惣菜や果物、朝食のヨーグルト入れとしてなど、様々なシーンで重宝します。種類を揃えて気分に合わせてチョイスしても良さそうです。

Chapter 05体験を終えて

西宮ガーデンズ店 スタッフ林 隼輝

まず蕎麦打ちが想像よりも遥かに体力のいる作業で驚きました。また麺の切り方や太さによって香りが異なることや、スピード感が重要であることなど、今まで知らなかった知識ばかりで、緊張感を持って体験できました。自分で打った蕎麦は、普段食べる蕎麦より一段と美味しかったです!

グランフロント店 スタッフ鈎 実優

麺を均一に切ることが一番難しかったです。蕎麦の種類や麺の太さによって、鼻から抜ける香りや味わいがここまで違うのかと驚きました。またお塩でいただく蕎麦は初体験で、個人的に印象に残っています。蕎麦本来の味わいが感じられました。色んな食べ方を試す事がこれからの楽しみになりました。

Q&A

井手口さんと中村さんに気になることを聞いてみました

  • Q1

    美味しい蕎麦を打つために、一番気を付けるべき工程は?
    最初の水回しが最も重要です。なるべく素早く水を全体に馴染ませましょう。ここが上手くいかないとその後の工程が難しくなり、切れやすいお蕎麦になってしまいます。
  • Q2

    打った蕎麦はどれくらい日持ちしますか?
    手打ちのお蕎麦はデリケートです!美味しく食べるには翌日中に食べてください。
  • Q3

    保存方法を教えてください!
    乾燥させないことが大切です。家ではラップに包んで冷蔵庫で保存してください。
  • Q4

    市販の蕎麦を家で美味しく食べるためのポイントは?
    市販のお蕎麦も乾麺から茹で麺まで色々ありますよね。きちんと表示通りの時間で茹で、茹でた後は水で洗い氷で必ず締めましょう。温かいお蕎麦にする場合も、氷で締めた後にサッと温めてください。
  • Q5

    蕎麦のおすすめアレンジは何ですか?
    とろろや納豆、おろしで和えるお蕎麦は定番ですよね。それ以外にも、ルッコラやベビーリーフ、玉ねぎなどをドレッシングで合えるサラダ蕎麦や、茹で豚や蒸し鶏と野菜を和える蕎麦なども美味しいですよ。
  • Q6

    蕎麦打ちの魅力を教えてください!
    蕎麦打ちは子どもから高齢の方まで、また一人でもグループでも、誰でも手軽に体験できます。楽しいところや好きなポイントは人それぞれ。1回体験してみると自分の理想のお蕎麦とは程遠く、また次にチャレンジしてみたくなるのも、つい蕎麦打ちにハマってしまうポイントです。是非気軽に体験してみてください。

SPECIAL THANKS

今回お世話になった方

salon de soba

住所

〒662-0051

兵庫県西宮市羽衣町10

bobo HAGOROMO 2F

電話番号 0798-39-8401
営業時間 10:00〜18:00
定休日 不定休

公式サイト