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今日もビショップ WILD THINGS NYLON VEST(EXCLUSIVE)
TOPICS | 2025.04.12

コンクリートジャングルを突き進むためのいい“装備”
昔のヨーロッパの軍隊は、王が統帥し、将校となった貴族が平民の下士官や兵士を率いるのが一般的。そのため、上官は原色を散りばめた華やかな“軍服”が多かった。しかしそれは、戦場においてデメリットになることを19世紀半ばに知る。当時、統治下にあったインドでの争いの中、英国軍の象徴である赤いコートが標的とされたのだ。そこで、ヒンディー語で“土ぼこり”を意味するカーキが採用されることに。今、もっとも有名な軍色といえばオリーブドラブだろう。その色名が登場したのは19世紀後半。その後、ベトナム戦争が終結する1980年代まで米軍公式の戦闘服の色として正式に採用された。軍への納入実績もある〈WILD THINGS〉へ別注を試みた本作でも、カラバリのひとつとしてオリーブを採用。伸縮性のあるナイロン生地を使い、裏地のメッシュや各所のベンチレーションで通気性をフォローしている。アームホールをコーデュラ生地にしたことでフィット感&耐久性も上々だ。なにより、ミニマルかつ洗練を湛えるデザインが味気ないTシャツスタイルのいいスパイスとして機能する。コンクリートジャングルの大都市を闊歩するうえで、これ以上に頼もしいアイテムはないかもしれない。
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