今日もビショップ　South2 West8　ZIPPED WORK HOODY

昨今熱を帯びているシティワークウェアの急先鋒として
 

ここ数年、NYやロンドンの人気エリアでは多くの若者たちがワークウェアに身を包む姿が目撃されているらしい。どうやら、単純にヘビーワーカーでもない人間が袖を通すというギャップや本物感が大きな理由のよう。本来“仕事着”として作られたものをストリートで、とはこれまでの歴史でも起こってきたことだが、〈South2 West8〉の「Zipped Work Hoody」はまさに格好のアイテムとなり得る。アメリカンワークウェアの香りがプンプンのオーセンティックな作り。ライニングにキルティング地を施し保温性も十分で、立体的なフードやパッチポケットなど基本装備も申し分ない。その点は、北海道を拠点に同地の自然と相対しながらモノ作りを行なってきたブランドの面目躍如といったところ。ただ、それ以上にブランドらしさを感じるのは、アッパーに施したポップなブロックチェック、そしてブラッシュド加工を加えたことでより柔軟さとふっくらとしたタッチを演出したウールツイル素材を採用した点だろう。肌触りの良さは言わずもがな、本来では荒々しいワークジャケットも途端に都市との親和性を感じさせる。その絶妙なさじ加減は、きっと袖を通すほどに実感するに違いない。