今日もビショップ　Oblada　60S BAKER PANTS

40年代後半にアメリカ軍で採用され、日本でも幅広い世代から支持されているベイカーパンツ。正式名称は”OG107 UTILITY PANTS”で、工場での作業や訓練といった幅広い用途で穿かれていたという。年代毎に素材やシルエットなどに違いもあり、その違いを楽しんでいるマニアもいるほど。今回紹介する〈Oblada〉のベイカーパンツは、ヴィンテージとしての評価も高い60年代をベースに製作したもの。ちなみに60年代は後期になるとややテーパードになるので、ストレートシルエットのこちらは60年代初期から中期のモデルがベースとなる。前立てがボタンフライ仕様というのが最大の特徴で、ファスナー仕様とは一線を画すクラシカルなムードが漂う。ウエスト周りがすっきりしていたり、ヒップポケットはあえて高い位置に大きめのものを施していたり。とにかく全体のバランスがよく、かつ脚長効果も期待できる〈Oblada〉のアレンジも見どころ。製品染めによる独特な風合いもスタイリングの絶妙なスパイスになってくれるので、さまざまな着こなしを楽しんでほしい。