今日もビショップ　MONITALY　DROP CROTCH PAINTER PANTS

温故知新とは、昔の物事を研究し、吟味してそこから新しい見解や知識を得る、との意。新たなイノベーションや日々更新されるトレンドにばかり注目が集まりがちだが、土台となっているのは紛れもなくこれまで紡がれてきた歴史や伝統、文化であることも忘れてはならない。それを思い出させてくれるのが〈MONITALY〉のアイテムだ。アメリカのモノづくりの文化を後世に伝えていくことを念頭に、ユニークなアプローチのもと同地で１着１着を丁寧に作り上げている。例えばこの「DROP CROTCH PAINTER PANTS」だ。厳選したダブルクロスのコットン生地全体にタータンチェックがあしらわれた姿はすこぶるキャッチー。ただ、ベースとしたのはたっぷりめのストレートレングスに深めの股上、サイドへ設えたハンマーループからも分かるようにペインターパンツ。アメリカを代表するワークウェアを、なんともウィットに富んだアイデアで現在のシーンにもハマるように仕向けた。過去のモノを踏襲した意匠や屈強さに開拓者たちのユニフォームを想像させながら、足を通せば見た目は華やか。冬の着こなしを華麗に彩るだけではない。身に着けることで、アメリカのモノ作りの歴史にも触れることができるのだ。