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今日もビショップ KIJIMA TAKAYUKI 6PANEL CAP
TOPICS | 2024.07.15
時を経ることで現れる味わいはやはり良いものである
日本で古着の文化は昔から存在していた。人々は、布にするまでに多くの時間と労力がかかることからもうボロボロになるまで着続けていたんだとか。現在でも激しいダメージを負ったアイテムを“ボロ”と呼ぶなど、その名残は随所に見て取れる。何より大きかったのは’80年代から熱を帯び始めたファッションとしてのブームかもしれない。その一大ムーブメントが古着カルチャーの成熟に繋がり、一定の価値を手にするようになった。〈KIJIMA TAKAYUKI〉のこちらはその魅力を存分に表現している。ベースは長きにわたり愛されるブランドの定番で占めるエターナルラインの逸品。コットンチノ謹製の生地に洗い加工を施し、表情に味わいを増している。とはいえ色ムラが少ないゆえ品がある。ツバにリサイクルバイザー芯を使う配慮も素敵だ。一人一人が一着の服を1年長く着ることにより、日本全体で約4万t以上の廃棄量の削減につながるのだそうだ。たしかに新しいモノに触れる高揚感はたまらないが、時を経てより物としての深みを増す姿に魅力を感じる感性はこれからもっと大切にしていくべきだろう。こちらを手にすることで、それはより実感するはずだ。
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