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今日もビショップ FANNI LEMMERMAYER ALPACA KNIT CARDIGAN
TOPICS | 2025.01.14
グラデーションの妙が生み出す豊かな表現力
広告、雑誌、POP、アート…。90年代後半から2000年代初頭にかけては、さまざまな分野でグラデーションカラーをベースとしたデザインが多数見受けられた。その後、フラットデザインの台頭により主流から外れはしたものの、2020年頃から復権の兆しを見せている。明暗を交差させることで画像に深みが生まれ、彩りの幅はそのままデザインの幅に直結。遠近感が躍動感をもたらし、特定の領域にさりげなく誘導する手段としても有効だ。それはきっと120年以上の歴史を誇るオーストリアの老舗ニットファクトリーが展開する、〈FANNI LEMMERMAYER〉のカーディガンを見てもよく分かる。代名詞のリンクス&リンクス編み製ゆえ伸縮性や凹凸感があり、上質なアルパカの毛を使っていることから夏は涼しく冬は温かい優れものだ。それ以上にやはり特筆すべきは19色のマルチストライプで表現したグラデ調の色彩。上質素材による鮮やかな色合いは美しく、内から外にかけて明暗を表現したことで自然な立体感を生み出している。ジャケットやコートのインナーにすればライトトーンの効果で全体が明るくなり、主役に据えれば表情豊かに。その優れた表現力は、普段の着こなしの大きなアドバンテージとなるに違いない。
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