今日もビショップ　ERIBE　CREW NECK SHORT CARDIGAN

冬になるとよく耳にするノルディック柄とフェアアイル柄。どちらもニットの編み柄で、どこかノスタルジックな雰囲気を醸すことは共通しているが、その明確な違いは意外と知らないのでは？ まず、ノルディック柄はノルウェーの伝統的な編み柄で、北欧の自然を感じさせる雪の結晶やトナカイ、もみの木などをモチーフにしている。一方、フェアアイル柄が生まれたのは、スコットランドのフェア島。モチーフには諸説あるが、島に住む人々の家紋や自然風景などを幾何学模様で表現しているのが特徴だ。古くからニットの生産が盛んなスコットランドで誕生した〈ERIBE〉のフェアアイルニットは、他とはひと味違うオリジナリティがある。見てわかる通り、一番の魅力は鮮やかでポップなカラーリング。これにはデザイナーのローズマリー・エリベ氏の豊かな感性が反映されており、パッと目を惹くだけでなく気分までも上げてくれる。それでいてきちんと伝統も継承しており、メリノウールをはじめとする英国産の上質な素材使い、スコットランド産にこだわったモノづくりを続けているのも特筆すべきところ。ダークトーンが多くなる秋冬の差し色になるのはもちろん、スタイリングの鮮度アップにも有効な1枚だ。