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今日もビショップ COOHEM KOUHEN NORDIC KNIT
TOPICS | 2025.10.29
北欧の伝統的なアイテムを日本の技を駆使しながら今の気分で
アイビーファッションを日本に定着させたひとりでもある服飾評論家、くろすとしゆき氏によれば、ニットがこれほど世界中で親しまれるようになったのは北欧バイキングたちのおかげでもあるとか。彼らはよく海洋遠征に出かける際、羊を船に乗せていたという。それは食料としてはもちろん、寒さから身を守るためでもあった。当初は毛皮を重用していたが、羊の毛を撚って編むことにより一枚の布が出来上がることを発見。それが植民地化した場所でも伝えられたというのだ。ともすると、ノルディックセーターが北欧の伝統的なアイテムであることも、土地ならではの生き物や食べ物を柄として落とし込んだ点も合点がいく。そんなノルディックセーターは、山形県の老舗ニットメーカー、米富繊維が展開している〈COOHEM〉の代表作でもある。ただこちらは、軽さとふくらみに定評のあるフレンチメリノウールを使用。ゆえに、心地いいタッチと優しい温もりがウリだ。しかも同社の強み、編みの技巧を駆使し柄を複雑かつ立体的に仕上げている。これなら、多くのニットブランドが鎬を削るファッションシーンの荒波にだって埋もれることなく、唯一無二の存在感を放てるに違いない。
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