今日もビショップ　BUZZ RICKSON'S　FREEDOM SLEEVE SWEAT SHIRT（EXCLUSIVE）

古着シーンでは今も昔もスウェットシャツが相変わらずの人気だ。おそらく気軽さやデザインの豊富さが要因なのだろうが、過去には希少性がモノを言う時代も。その年代を見分けるポイントのひとつにスリーブが挙げられる。セットインスリーブとラグランスリーブは今も主流だが、過去にはフリーダムスリーブなる手法が存在。肩周りの自由を確保するために考案され、1940〜50年代にかけ採用されていた。肩から脇下に至るS字状の縫製跡や脇下に縫い目がないのが特徴。ゆえに着脱が容易で着心地も抜群である。ただ、とにかく手間と時間がかかるのが難点。そのため、大量生産の時代にそぐわず歴史から姿を消したのだった。とはいえ、作りの素晴らしさは決して色褪せるものではない。それを実感させる〈BUZZ RICKSON’S〉のこちら。当時の主流だった二本針縫製ゆえ、袖を通すほどに味わい深いアタリが浮き上がる。綿100％に程よい厚み、お馴染みの丸胴ボディもヴィンテージ好きにはたまらない。その魅力をキープしつつ、今回は別注で着丈を7㎝ほど短縮。それにより、今の気分に合わせたバランス感で着ることができる。古着でも滅多にみられないディテールゆえ、この機会にぜひ！