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今日もビショップ Brady ARIEL TROUT LARGE WITH COBRA BUCKLE
TOPICS | 2026.03.06
さりげない変化が周囲との差を生むことを名家のバッグから知る
自動車、家電、音響機器、医療機器など、インダストリアルデザインの対象製品は実に幅広い。ただ、スタイルで括ると、きっと誰もが鉄や木材などの素材感を生かした武骨で無駄のないデザインを思いうかべるはずだ。そのパブリックイメージが確立されたのは1960年代初頭と言われる。N.Y.などの都市部で使われなくなった古い工場や倉庫を、アトリエとして利用するアーティストたちが増えたことによるものだ。以降、人工的で冷たい印象の鉄と自然物の温もり溢れるウッドの組み合わせが定着するのだが、本作にはそんな空気を感じさせる。ベースは〈Brady〉のフィッシングバッグの定番、「ARIEL TROUT」。生地には狩猟用に開発された防水性に富むオリジナルのDRILL DROPを使用しているが、フロントを見ると、通常ピンバックルのところをコブラバックルに変更している。堅牢にしてソリッドなバックルとイタリアの名門、リモンタ社のツイル地。どこかアンバランスに聞こえるが、いざ合わせてみると違和感がない。きっとそれは双方が武骨な性質をもとより備えているからなのだろう。これまでとは明らかに違う、とはいえこれみよがしではないその進化。“モノ好き”な大人にはきっとたまらないはずだ。
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