INSCRIRE×Aquascutum - BALMACAAN COAT

RECOMMEND | 2024.10.02

Aquascutum（アクアスキュータム）

1851年に仕立て職人のジョン・エマリーがロンドン西部の高級住宅地に紳士服店を創業。防水加工を施したウール生地を開発し、ラテン語の“aqua-水”と“scutum-盾”を組み合わせた造語“Aquascutum”を冠した防水ウールを用いたトレンチコートで世界的な評価を受けました。現在も本物志向のエグゼクティブから支持され続けているモダン・ブリティッシュブランドです。

「おじいちゃんが着古したコートを孫が引きついで着ていたら」

そんなストーリーをイメージして作られたこちらのバルマカーンコート。

アンスクリア×アクアスキュータム

ベースとなっているのは1851年創業の英国ブランド〈Aquascutum（アクアスキュータム）〉のクラシカルなバルマカーンコート。

表地にはギザコットンを高密度に織り上げた、軽量かつ繊細さと光沢感が特徴のオリジナルファブリック “Aqua 5” を使用。

コットン100%でありながらしっかりと水を弾く全天候型のアウターです。

アンスクリア×アクアスキュータム

デザインとコンセプトメイクを手掛けたのは、ビショップでも親交の深い〈INSCRIRE（アンスクリア）〉デザイナーの岡ゆみかさん。

彼女はミリタリーやワーク、ヴィンテージといったメンズウェアのルーツを女性視点で紐解き、それらをミックスし新しい価値観やスタイルを生み出すことに定評があります。

ベーシックや伝統をリスペクトしながらエターナルな服作りを行う岡さんに、既存にはない〈Aquascutum〉のコートを手掛けてもらいたいと、ビショッププロデュースのもと今回の企画がスタートしました。

アンスクリア×アクアスキュータム

「老舗ブランドである〈Aquascutum〉をカジュアルダウンし、肩肘張らずラフに着られるモノが作れたら面白いなと思いました。」

そう語ってくれた岡さんに、今回の別注バルマカーンコートの魅力を伺いました。

Ｑ1.「おじいちゃんが着古したコートを孫が引きついで着ていたら」
というイメージはどこからインスピレーションを受けたのでしょうか？

ブランドの歴史を感じるストーリーを洋服に落とし込みたいと思いました。
親から子へ、上質で良いものを代々受け継いでいくイメージで制作しています。

Ｑ2.ディテールの特徴やこだわりのポイントを教えてください。

ボリューム感とフォルムにこだわりました。

〈Aquascutum〉のフォーマルなイメージをルーズフィットにすることでカジュアルダウンし、ストリートに馴染むようなシルエットにしました。
身頃に対して、あえて肩周りや袖幅のボリュームを出し、アンバランス感のある特徴的なフォルムになっています。

また、前述のストーリーに沿ってボディとなるAqua 5の生地には強めに洗いを入れ、袖や前立てにはクラッシュ加工を施し、長年着用したような印象に仕上げています。

アクアスキュータム