BUZZ RICKSON'S - 2022 AUTUMN&WINTER

数々の名作ヴィンテージウェアを独自の背景と膨大なアーカイブコレクションから見事にリプロダクトする「BUZZ RICKSON’S」。
今シーズンビショップが取り扱いするおすすめのフライトジャケットシリーズをご紹介いたします。

第2次世界大戦中からアメリカ海軍の艦艇搭乗員用に採用されたデッキジャケット。後期型のフックタイプは、海水によるジッパーの錆びを避けるために採用されました。今回、偶然この希少なヴィンテージのビッグサイズ（サイズ50）を見つけ、同ブランドに別注で復刻をしてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

生地には高密度で遮風性に優れたジャングルクロスを採用。保温性を高める袖のニットリブや特徴的なD型パッチポケットなど、細部に至るまで忠実に再現されています。フロントのフックは今回のために作成してもらった特別仕様。4XLサイズのグレーディングをそのまま再現しているのもポイントです。

米空軍・モスキート部隊は、蚊（MOSQUITO）のごとくいつ何処から現れるか予測がつかないことからその名が付きました。この「B-15Cフライトジャケット」は、1954年、朝鮮戦争で戦っていたアメリカ軍将兵の慰問に訪れた当時のハリウッドスター「マリリン・モンロー」に進呈され、一躍脚光を浴びました。

 

 

 

 

 

 

ボア付きの襟にモスキートのスコードロンパッチを装備したアイキャッチなデザイン。堅牢なジッパーは、グローブをはめたままでも着脱がしやすいよう、大型の引き手が使用されており、内側には風の侵入を遮断するウィンドフラップが隠されています。アームにはペンポケットとジッパー付きシガレットポケット、左胸には酸素マスクのホースをクリップ留めするためのオキシジェンタブが配されています。

ベトナム戦争勃発後の1966年、ベトナムの重要な兵站路であった北ベトナムにあるホーチミントレイルを攻撃する米軍戦闘爆撃部隊に先んじて、単騎で侵入し、ベトナムの対空攻撃施設を友軍に知らせるという危険な任務の前線航空管制を遂行していた「第23戦術航空支援飛行隊（23rd Tactical Air Support Squadron）」。

 

 

 

 

 

ディテールは「B-15C」同様。スコードロンパッチは米軍の規定外の作りで、任務中に現地調達したシアターメイドで揃えた逸品。ネームプレートも刺繍の特製で、右袖の乗機 “OV-10 ブロンコ” のパッチもローカルでデザインされたもの。このようにイレギュラーな仕様はヴィンテージでも珍しく、希少なモデルを忠実に再現しています。

カスタムされたヴィンテージのMA-1をモチーフとして作成された別注アイテム。

 

 

 

 

 

 

配置やデザインを一から全て選定したワッペンや襟と袖口のレザーパイピング、当時のパイロットの身を守ったヘビーナイロンツイルの質感、高い防寒性を誇る中綿など、現物のディテールを忠実に再現しています。無骨過ぎず、それでいてモディファイされ過ぎていない、女性も取り入れやすい本格派の一着に仕上がっています。

1950年代にアメリカ空軍で採用されていたナイロン製のフライトジャケット「N-3B」。

 

 

 

 

 

 

 

それまで採用されていたN-3Aのエアフォースブルーからセージグリーンへとボディーカラーが変わると同時に、ナイロン素材の組織自体も変更されました。
袖口の内側に配されたリブやポケット裏のボア、全閉すると首をすっぽりと覆うフードの前立てなど、寒冷地の苛酷な状況下での着用を目的としているため、防寒性の高さが最大の特徴です。
また、ウエストの内側に配されたアジャスターコードは保温性とフィット感を高め、フロントのウインドフラップの下部は着席時の窮屈さを軽減するため、短めに設定されています。

 

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