今日もビショップ ASICS GEL-KAYANO 14
TOPICS | 2024.01.29
存分に感じさせる
レガシーのポテンシャル
1993年から実に30年ものあいだ人気を博している[GEL-KAYANO]は、疑うべくもなく〈ASICS〉の名作に数えられる。それを考えると、生みの親である榧野俊一氏の功績はあまりにも大きい。当初は、タウンユース向けのモデルとして発表されたが、2015年以降は本格的なランニングシューズとして存在感を発揮する。そんな中、昨今注目を集めているのが2008年に発表された[GEL-KAYANO 14]だ。ここ最近のコラボの数からしてその高さは推して知るべしだろう。アメリカのランニング専門誌からも賞賛を集めるほどの実力派を、再びライフスタイルシューズとして復刻したのがこちら。街に歩調を合わせ機能を削ぎ落としながらも、優しい履き心地を担保することでオーソライト中敷きや、シューズ自体のねじれを抑制し優れた安定性を実現する大型トラスティックを採用する履きやすさを保証。何より、今日の[GEL-KAYANO]を支えるせん断変形構造をブランドで初めて採用した一足である歴史に敬意を表し、本作でもしっかり踏襲されている。昨今のボリュームトレンドとの親和性を感じさせつつ、キレイめなスタイリングのハズしとして機能。誕生して15年が経ったモデルではあるものの、改めてそのポテンシャルに驚かされる。
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