7115 by SZEKI

7115 by SZEKI

“with a focus on creating an
artful and robust wardrobe.”

シンプルであること、丈夫であること、
着心地がよく、人にも環境にも優しいこと。

“with a focus on creating an
artful and robust wardrobe.”
シンプルであること、丈夫であること、
着心地がよく、人にも環境にも優しいこと。

香港で生まれ育ち、現在はニューヨークを拠点として活動するデザイナー、ゼキ・チャンによって
2008年に〈7115 バイ ゼキ〉が設立されました。

すべてのコレクションは、ミニマリズムと実用性を重視しています。
流行に左右されないタイムレスなデザインを追求し、
芸術的でありながら丈夫で質の良いワードローブを創り出しています。

立体的な美しいフォルムと着心地の良さが魅力。
サイドポケットが実用性とデザイン性を引き立てます。
Signature Panel Pockets Shirt Jacket

立体的な美しいフォルムと着心地の良さが魅力。
サイドポケットが実用性とデザイン性を引き立てます。
Signature Panel Pockets Shirt Jacket

ゆったりしたシルエットとすっきりとした襟元が
カジュアルながら上品さを兼ね備えた印象を与えます。
Signature Panel Pockets Shirt Jacket

ゆったりしたシルエットとすっきりとした襟元が
カジュアルながら上品さを兼ね備えた印象を与えます。
Signature Panel Pockets Shirt Jacket

Designer Interview

デザイナー ゼキ・チャン に聞く8の質問

所有するものを減らし、持っているものを愛するという考えを大切にしているという、〈7115 バイ ゼキ〉デザイナーのゼキ・チャン。それは自身のブランドへのこだわりとしても反映され、地元の職人と協力し、すべての衣服を小規模で丁寧に生産しています。これは、過剰な生産を避け各アイテムを専門的に仕立てることにより、質の高いものを提供したいという価値観に基づいたものです。長く愛されるものづくりへの信念を、インタビューを通してお届けします。

Q1

シグネチャーアイテムへの想いとは?

私たちはアウターウェアに深い愛情を注いでおり、パンツと並んでブランド内で最も認知度の高いカテゴリーのひとつです。〈7115 バイ ゼキ〉のスタイルが支持されることに心から幸せを感じています。
ワードローブのあらゆるカテゴリーで、芸術的でありながら、丈夫で長持ちする、質の高い作品を創り出すことに全力を注いでいます。

Q2

インスピレーションのもとになるものは?

ジャケットを作る動機は実にシンプルで、どんなワードローブにも欠かせないものだからです。ジャケットには無限の多様性があります、地域の気候によって異なる形は無限の創造の可能性を与えてくれます。私はさまざまな素材のアウターウェアをデザインすることに情熱を注いでいます。一つ一つがユニークなチャレンジです。創業当初は、主に軽量なコットンやリネンのシャツ生地など、限られた生地しか扱っていませんでしたが長い年月をかけて知識とファブリック・ライブラリーを増やし、現在では目的や機能に応じて幅広いアウターウェアのコレクションを展開しています。

“Signature Panel Pockets Shirt Jacket”は、私にとって特別なアイテムです。ワークウェアの感覚と〈7115 バイ ゼキ〉の特徴である洗練されたタッチを融合させたユニセックスジャケットのデザインは、初めての試みでした。襟の大きさやポケットの配置は、すべての性別に等しく合うように考え抜いたもので、瞬く間に男性客の注目を集めました。この一着は、最も愛されるジャケットとなり、今日に至るまで私たちのコレクションの定番となっています。

Q3

素材へのこだわりとは?

私はいつも天然素材を選びます。それには、いくつかの理由があります。
天然素材は通気性がよく、光をさりげなく受け止めることで、服に自然な表情と生き生きとした魅力をもたらします。生地の重さも程よく、肌触りが心地よく、動きやすさと自然な馴染みを感じられます。特別な機能性が求められない限り、天然素材はより良い服作りに欠かせない要素です。

7115は、常に新しいスタイルを生み出すのではなく、何シーズンにもわたってコレクションのシルエットを維持することを目指しています。このアプローチにより、お客様はじっくりと意図を持って購入を検討できます。新しいコレクションでは、シルエットに新たな息吹を吹き込むとともに、異なるテクスチャーや生地のウェイトを試し、衣服に細やかな調整や改良を加えています。質感と重さという二つの側面には、特に細心の注意を払っています。

最後に、色について。他の7115のアイテムと調和しつつ、ワードローブに新鮮なアクセントを加えるような色を大切にしています。適切な色を選ぶには微妙なバランス感覚が求められ、色はシルエットや素材の魅力を引き立てる重要な要素です。

Q4

ショップについて

私たちの店舗は現在4店舗、さまざまな国や都市にまたがっています。どの店舗も、それぞれの地域と文化を反映した、独自の個性を持つ空間です。そのため、私はどの店舗も深く愛しています。

私たちは、地元の文化を大切にし、誰もが温かく迎えられ、受け入れられていると感じられる空間作りを大切にしています。7115のスペースに求めるのは、周囲を疎外することなく、私たちのコアとなる価値観と美学を体現すること。地域コミュニティーの不可欠な一部として共に成長し、調和しながら存在することを目指しています。

Q5

ブルックリン、ニューヨーク、コペンハーゲン、アムステルダムにある店舗はそれぞれどんな感じ?

それぞれの店舗には、光の入り方、光量、天井の高さなど、独自の特徴があります。そうした空間に合わせた特定の素材や構造を取り入れることで、その場所ならではの魅力を引き出しています。どの店舗においても、私たちは謙虚で実用的なアプローチを重視し、7115の美意識と価値観を映し出すインテリアを心がけています。インテリアのすべての要素は、私たちの衣服の魅力を引き立てる存在であり、決してその体験を損なうものであってはならないと考えています。

Q6

デザイナーでありながら店頭にも立たれていると聞きましたが、現在もそうですか?それはどのお店ですか?

お店で働くことは、私にとって誇りであり、心からの喜びです。
現在はレギュラー勤務ができませんが、7115の小売体験に深く関わることを大切にしています。さまざまな店舗での経験を通して、地元の消費習慣やファッション文化を学びたいという思いを常に持ち続けています。現在は、オープンしてまだ数ヶ月のアムステルダム店に集中しており、週に2日、チームとともにフルタイムで働いています。お客様と直接触れ合い、地元の方々から学びながら、7115が地域に根付き、正しい方向へ進んでいくために日々努めています。

Q7

仕事をしていない時、休暇は何をして過ごしていますか?

家族と一緒に過ごす以外は、時間が許す限り陶芸に没頭しています。副産物として機能的な物を作る事を楽しんでいます。また輪投げは長年の趣味です。

Q8

今、あなたが注目している人、場所、物は何ですか?

私が特に注目しているのは、自分の住んでいる地域の素晴らしい人々です。彼らから受けるインスピレーションは計り知れません。最近は、友人でありアムステルダムを拠点に活動するアーティスト、ラウラ・パスキーノの作品に深く魅了されています。彼女は主に粘土を使った創作をしており、その作品には心を奪われます。

また、デンマークの経験豊かな織物職人であり、テキスタイル・デザイナーでもあるカリン・カーランダーにも大きな影響を受けています。最近、彼女たちのアトリエを訪れる機会に恵まれ、その創作の現場に触れることで、忘れがたい体験をしました。彼女たちのスピリットと作品の素晴らしさに、私はすっかり夢中になっています。