6876 COLLABORATION6876 COLLABORATION

1990年代より活躍しているUKストリートブランド
〈6876 シックスエイトセブンシックス〉と〈Bshop〉の
コラボレーションアイテムが実現。
両者がタッグを組むことで、
オーセンティックなアイテムながら
モダンでユニークなプロダクトが誕生しました。

6876 Six Eight Seven Six

ブランド名はモダンカルチャーの発展における2つの歴史的な年からインスパイアされている。「68」がフランス社会が街頭に繰り出した1968年の五月革命、「76」が新たなミュージックカルチャーと概念が生まれた1976年のパンクムーブメント。”モダニズム”、”機能性”、”オーセンティック”をブランドコンセプトに、ミリタリー、ワーク、クラシックスポーツのウェアをインスピレーションソースに、シンプルで洗練されたコレクションを展開している。

DESIGNERS INTERVIEW

COLLABORATION 01

DUROR
PULLOVER

PRICE ¥97,900-

COLOR

COLLABORATION POINT

元は合繊素材であった〈6876〉のアーカイブモデルをベンタイル生地に変更して復刻。ベンタイル生地でも動きやすいように、身幅とアームホールを広く、着丈を短くしてボックスシルエットに変更。スポーティーだった印象をクラシックにアレンジした。

DETAIL DESIGN

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COLLABORATION 02

6876Brady
Raasay

PRICE ¥55,000-

COLLABORATION POINT

ショルダーバッグ”KINROSS”をベースにサイズを大きくし、メッセンジャーバッグに。チャコールのボディにタンとネイビーのレザーをあしらった独特な配色に〈6876〉ならではの自由な感性を感じられます。

DETAIL DESIGN

可能な限り大きい内ポケットをつけたいというデザイナーの思いから、仕様上可能な最も大きい内ポケットをつけてアレンジしています。

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COLLABORATION 03

6876Le Tricoteur
GUERNSEY
SWEATER

PRICE ¥45,100-

COLLABORATION POINT

ビッグサイズ(48,50)のガンジーセーターにプリントを施した〈Bshop〉と〈6876〉の限定ニット。共にイギリスブランドということもあり、Bshopから6876へコラボレーションを提案。ル トリコチュールの他ブランドとのコラボレーションは珍しく、洋服への造詣が深いデザイナーだからこそ実現した一枚。

DETAIL DESIGN

PRINTED WORDS

“A la perchoïne”

裾に「A la perchoïne(ア ラ プロシェヌ)」=「また今度ね」というガンジー諸島の人々が別れ際に使用する言葉をプリント。

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COLLABORATION 04

TARTAN PRINT
SCARF

PRICE ¥16,500-

COLOR

COLLABORATION POINT

スコットランドの老舗タータンメーカー・LOCHCARRON(ロキャロン)で織り上げたボディはオリジナルの柄と発色の良さが特徴。それぞれの柄名にちなんだコピーをボディにプリントしています。

DETAIL DESIGN

PRINTED WORDS

“Make your mark in New York and you are a
made man”

「トムソーヤの冒険」などの著者Mark Twain氏の言葉。

「ニューヨークで名を成すことができれば、あなたは成功者だ」

“Madison Square Garden 26/6/72 NYC”

1972年マジソンスクエアガーデンで世界ライト級王者ケン・ブキャナン
vsロベルト・デュランの一戦が行われた日。

英国を代表するボクサーが王者を奪われた日を記しています。

“Yesterday’s weirdness is tomorrow’s reason
why”

ジャーナリストのロックスターHumter Thompson氏の言葉。

「人と違う考えを持ち、その思いを貫くことで、新しいことが生まれる」

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INTERVIEW

〈6876〉のデザイナーKenneth Mackenzie(ケネス・マッケンジー)に自身のものづくりや今回のコラボレーションアイテムについてインタビューしました。

DESIGNERS PROFILE

Kenneth Mackenzie

1980年代後半〜90年代にかけてロンドン、ストリートスタイルの中核を担った〈ザ ダファー オブ セントジョージ〉を経て1995年に〈6876〉を創立。

〈6876〉はBshopのオープン当初に取扱いがあり、久しぶりにコラボレーションを提案させていただきました。今回の取り組みいかがでしたか?
Bshopと再度つながりができ、また日本への再進出へのきっかけとなったことを大変嬉しく思っています。今まで考えてもいなかった<Brady>や<Le Tricoteur>とのコラボレーションは、自分にとってかなり新鮮で興味深い取り組みでした。
ケネスさんの経歴について教えてください。
元々はグラフィックデザインを専攻していたんですが、途中からテキスタイルに興味をもち、そこからファッションのデザインをしたくて、インターンシップでロンドンへ来た時に、多くのファッション業界の人たちと出会いました。その中の一つが、<ザ ダファー オブ セントジョージ>でした。<ザ ダファー オブ セントジョージ>では店番から営業、プレス、バイイングなど様々な業務を経験しました。それが1990〜1995年のことで、その後に<6876>を立ち上げました。
長くブランドを続けられていますが、あらためてブランドのコンセプトを教えてください。
マーケティングで作り上げたブランドではなく、自分なりに人と違うものをやってみたいと思いブランドを立ち上げました。当時から古いワークウェア、スポーツウェア、ミリタリーウェアを集めていて、そういったものをモチーフにした、素材や機能性に特化したアイテム作りを目指しています。<6876>のブランドネームの意味にあるように、フランス五月革命(1968年)、パンクムーブメント(1976年)など反逆的で独立的なイメージをブランドのモチーフとして構築しています。
クリエーションされているアトリエについて、このエリアはどんな場所ですか?

ロンドンのキングスクロスとコベントガーデンの間のエリアにあって、学生も多く賑わいのある場所です。アトリエがあるビルは、1967年に住居用として建築されたブランズウィックセンターで、英国遺産に登録された現代建築の一つです。今はファッション関係の人や建築家がオフィスを構えています。1995年に<6876>のファーストコレクションを撮影したのがこの場所で、数年後にアトリエを構えることになりました。近年ではスターウォーズやルイ・ヴィトンの撮影が行われるなど、注目を浴びている場所です。

デザインのアイデアはどのように生まれてきますか?またどんなところからインスピレーションを受けていますか?

洋服をデザインしたり企画するのは結構大変な業務なので、できることなら自分の好きなことを巻き込みながらやりたいと思っています。デザインソースの一つとしては、今自分の中での興味があることで、アート、ミュージック、建築が好きなので、そういったものからインスピレーションを受けて、ものづくりに活かしてます。ポップアートやグラフィックのポスターも集めていて、そこからデザインに落とし込むこともあります。あとは生地からインスピレーションを受けることが多いです。気になった生地、面白い生地から、デザインを描くこともあります。

デザインをする上で大事にしていることは何ですか?
デザインして生地に落とし込んだときに、なんとなく完成形のイメージが自分の中でできますが、実際にサンプルが仕上がった時に、大概思ったものと違うものが仕上がってきます。デザイナーによってはその違いが受け入れられない人もいますが、自分はその違いが生まれることが面白いし、いい意味での偶然できた変化を受け入れながらものづくりを進めています。

今回のコラボアイテムについて
お聞かせください。

【DUROR PULLOVER】アノラックパーカー

元のアーカイブのモデルをベンタイル生地に変更しました。ブリティッシュ感が高まりましたね。また着丈の短いボックスシルエットに変更してワイドパンツにも合わせやすくなったと思います。

このアイテムに関してコメントいただけますか?

自分はコレクションを作るということをせずに、カスタマーと一緒に作っていくことを重視しています。このアノラックもそれを象徴しているアイテムかと思います。

元々アーカイブにあったアイテムを、生地を置き換え、フィッティングも変えて、日本やロンドンの若い子たちが気に入るようなデザインに一緒に作り上げることができました。そういった考え方やアイデアが自分でも学ぶきっかけになり、お互いに得るものがある良いコラボレーションでもあり、まさに自分が理想としている形となりました。

【Brady Raasay】

モデル名の”Raasay”はスコットランドの島の名前と聞きましたが?

RAASAY(ラッセイ島)はヘブリディーズ諸島にある、政府公認の上質なウィスキー蒸留所がある人口150人ほどの小さな島です。スコットランドの島々を旅するのが好きで、すでに12島訪問しています。次に訪れたい島の一つなので、今、自分の中で関心度の高いその島の名前を〈Brady〉のコラボ製品に使用させていただきました。

【GUERNSEY SWEATER】ガンジーセーター

プリントを入れることで、いつものガンジーセーターがすごくモダンになりましたね。プリントの意味について教えてください。

「A la perchoïne(ア ラ プロシェヌ)」は「また会おうね」という意味で、ガンジー島での地元でしか使われないガンジー・フレンチ(ガンジー諸島のフランス語)でプリントしました。<Bshop><Le Tricoteur><6876>の3社が一体になれるようなフレーズで、また次も取り組みができるよう期待を込めてチョイスしました。

【TARTAN PRINT SCARF】チェックのストール

プリントのコピーはどのようにチョイスしましたか?

スカーフの柄名がそれぞれ「トンプソン」だったり「ブキャナン」「New York」で、それと関連したワードから想像して、詩や言葉をチョイスしました。自分の好きな言葉でもあります。

ケネスさんがイギリスのクラシックなアイテムなどへの造詣が深いので今回のコラボレーションが実現できたと思います。今後の展望について教えてください。

日本でまたビショップを通じて、ブランドを紹介できることがすごく有り難いと感じています。

ブランドとしては、今後自分の故郷でもあるスコットランドで、ものづくりをしていきたいと思っています。スコットランドといえば、伝統的で工芸的な古い物作りが一般的ですが、今までのスコットランドメイドとは一線を画すような商品を作っていきたいと思っています。