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旧きよき活用性

2019.1.25  FRIDAY

新年を迎えてから早いもので、もう1/12が過ぎようとしている。
街中はセールがようやく落ち着きを見せ、これから春を迎えようといそいそ準備している頃だろう。
ファッションフリークならもう春物の新作を手に入れた方も少なからずいるのでは?
セールアイテムの中でお宝探しする ”トレジャーハンティング” だって楽しいに決まっている。
だが、もっとも寒い時期は今からだということを忘れてはいけない。

冬におしゃれをする上で最大の敵は寒さだ。
負けじと着込んだり、布団みたいなダウンを着たりするものいいけれど、そういう思考のベクトルをぐるりと反転させてみるのもたまにはいいかもしれない。
骨の芯まで凍えそうな日は、思いっきり家でくつろいでもいいじゃないか。
お気に入りのパジャマを着て、マグカップに温かい紅茶を淹れ、床でぐてーんとするのが私の理想だ。

だからこそ床に敷くものが要となるわけだ。
ぬくもり感があり、インテリアのアクセントにもなり、自宅でガシガシ洗える、そんなラグがある。

 

ブランケット1

WELSH TAPESTRY BLANKET
225cm × 255cm

GREY・YELLOW・RED
\38000 + TAX

20世紀初頭から織り続けられるこのウールタペストリーブランケットは、イギリス南西部に位置するウェールズ地方の伝統工芸品である。
ウェールズの各家庭では代々親から子へ引き継ぎながら世代を超えて愛用されるブランケットだそうだ。
ビクトリア時代より、羊毛産業はウェールズの大きな収入源であった。60~70年代に爆発的に人気が出たのが、このタペストリーと呼ばれるダブルクロス地なのだ。
しかし時代の流れとともに需要が少なくなり、今ではこれらの生地を生産しているウールミルはもう片手で数えられる程度しか残っていない。

LABOUR AND WAIT が取り扱うブランケットは、120年以上に渡りウエストウェールズでブランケットやラグを生産し続ける最後の現役ウールミルによる物だ。
100%英国産のピュアニューウールを使用し、1900年代初頭の旧式のDob cross織機で、ゆっくり織り上げられている。

 

ブランケット4

 

ブランケットというと上に ”掛ける” ものという認識がつよいが、こちらのブランケットはベッドの上で上掛けとしたり、ソファのひざ掛けとして使用したりするほか、カーペットやギャベの代わりとして、リビングや玄関先に使われていたりと、活用度が非常に高い。万能ブランケットと言っていいだろう。
ウェールズのブランケットはどっしり重くて、チクチクした手触りが特徴だ。フリースやカシミヤなどの、軽くて暖かい製品に甘やかされた我々の肌には少々きついシロモノかもしれない。
子供やペットに自由気ままに扱われ、家庭で洗われ、使い始めて5~6年目くらいからようやく柔らかさや味が出てくる。
はじめから使いやすいということも大事だが、このウェールズの毛織物のように長く付き合っていくうちにまるでデニムを育てると同じ感覚で、自身だけのもの、家族だけのものになっていく過程も楽しみたいものだ。

 

ブランケット3

WELSH FLOOR RUG
155cm × 90cm

RED・BLACK・GREEN・AIRFORCE BLUE
\25800+TAX

小さいサイズのものもあるが、同じくウェールズ・ペンブルックシャーにて1907年から数世代に渡り家族経営でラグを織り続けるメーカーによるフロアラグだ。
同じくDob cross織機を使用し、とにかく低速で一日に数メートルしか織れない。
糸が切れると人の手で結ぶ直し、経糸を巻き取り、それを織機にセットし…気が遠くなるほどの時間がかかる手作業がこのイギリスの伝統の織物にぬくもりを感じる所以かもしれない。

ケルト文化から生まれた独特な幾何学模様をベースとする柄の中でも、このスペースインベーダーを彷彿させる柄は一番ベーシックなものだ。
先ほど紹介したブランケット同様、ダブルクロスになっているので、季節や気分によって簡単に模様替えを楽しめるのも良さの一つだ。

 

ブランケット2

 

朝起きた際、間違えて裸足でフローリングに立ってしまった瞬間、あまりの冷たさにビックリしたことがある。
そういうときのためにベッドの足元に敷いておくのが、わたしからの一番のおすすめだ。
なんでもない一瞬だが、一日の始まりにウェールズのぬくもりが詰まったフロアラグに降り立つ事で、その一日に勢いよく歩き出せそうな気がする。